具体的に指示せず育てる実験

いいアイディアを作ろうとせず、人が実現したくて動く工夫をしたい。

若いときは、アイディアばかり考えていました。
でも、今は人を動かす工夫に興味があります。
人は思い通りに動いてくれませんから、動きたくなる仕組みを作る。
ワクワクするって、意外と大切です。

今、リーダーのスイッチを入れる実験をしています。
ITエンジニアの前に、Webエンジニアに育てたい。
でも、僕は育てるのが面倒くさいので、勝手に育つ仕組みを作っています。
そのひとつに「リーダーのスイッチを入れる」がある。

被験者である後輩は、僕にアイディアを話してくれます。
素晴らしいアイディアだけど、他人が実現することを願っている。
自分から積極的に動かない。
だから、僕はこう伝えた。
「関係者全員に話して、実現の準備をしよう
すると、話題が減って、行動しなかった。
熱意が高まっていないと、僕は判断してしまう。

僕は別の工夫を続けるわけです。
リーダーなら欲しがる情報をさりげなく見せる。
さあ、どんな反応をするか。
まだ答えが出ていないので、続きはまた今度。

きぢのイラスト(さとり)