渡り鳥

「おいとま展」のテーマは、「渡り鳥」。
ある朝、空にはたくさんの渡り鳥が飛んでいた。
それは、ちょうど旅の途中のできごとで、群れをなして協力して飛んで行く姿に、胸をうたれた。
ある仲間たちといく、チャレンジの旅でもあった。
なぜなら、その旅をいつも力強くひっぱてくれていた先生が不在だったから。
いつだって先生のメッセージを指標に歩いてきたわたしたち。
わたしたちが気がつかないことをキャッチし、はげまし喜び導いてくれた人。
でも、もう自分たちの力で、それが小さなものだとしても、
つなぎあわせ、助け合い、あの場所を目指していく時がきたのだと、わたしたちは知っていたのかもしれない。
一人ひとりの最善の部分を出しあい、この世界を作っていく。
渡り鳥は、何万キロの旅のなかで、それを学んでいるのかな。