おいとま展6日目 グリとグラの羽根の色

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そろそろ疲労がピークのようだったので、昨晩眠る前にグラのことを治療してくれたきりん先生に、遠隔気功をしてもらったんだ。そしたら、翌朝5時頃にシャキッと目が覚めて、重かった頭がすっきりしたよ。気功おそるべし。
個展期間初めての雨。なんとなく中休みのような気分でぼーっとしていたら、この日はお客さんもなかなかあらわれず「ああ今日はそういう日だな。のんびりしよう」と思った。
今日からオーラソーマのくみこさんも一緒なので、グリとグラの羽根の色についてのストーリーをきかせてもらったんだ。
「グラのような色をしたヘンゼルという名前のボトルがあります。
ペールコーラルとターコイズの2色からできています。
わたしは今このボトルが気になっています。
ペールコーラルは新しい意識を持って生きること、
ターコイズはハートからのコミュニケーションというテーマがあります」
(blog「とねりこの樹」より)
オーラソーマのボトルはナンバーがふられているのだけど、グラの羽根の色のボトルヘンゼルに続くのが、天使シリーズのボトルなんだって。グラは地上と天の境目にいるんだね。
なんておしゃべりしていると、見知らぬお客さんがやってきた。
いろいろと3人でお話していると、壁に描いてある水玉みたいな精霊を見て「わたし、木霊(コダマ)を見たことがあるんだけれど、ちょうどこんな大きさでしたよ」ってお客さんが話してくれて、それから見えるもの、見えないもの、この世界に存在するものの話に広がっていった。
最初は、壁に精霊は描いてなかったのだけど、白い絵の具を出しすぎてしまって、もったいないからってコダマを描いていたら止まらなくなって、何十個も精霊の水玉が生まれたんだ。
たぶん、わたしたちに見えないだけで、精霊というか魂をすべてのもがもっているんだよね。
むろん、この建物も。
グラの魂は身体をぬけだして、今自由にとびまわっているんじゃないかな。
心をかるく、鳥が空から地上をながめるように、そしてわたしたちを包むすべての存在に心をひらいて生きていけたらいいねって。それはグラのボトル「ヘンゼル」のメッセージでもある。
「ヘンゼル」と双子のボトルである「グレーテル」の色は、ちょうどグリの羽根の色。
こんな偶然ってあるんだね。この世界はほんとうによくできた物語なんだよ。
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