マイケルあわらる

20160816
4か月前にグスクがいた場所に、今はマイケルがいる。
マイケルはグスクの知り合いで、グスクが庭でご飯を食べていると、時々のぞきに来た。
オスで身体も大きいけれど、臆病で気の優しいマイケル。小さなグスクも怖がっていなかった。
1週間ほど前に、マイケルが前脚をケガしたらしく、3本脚でヨタヨタとやってきた。
庭によく来るようになって数日後の出来事だ。
グスクがヨロヨロしながら庭に現れたことを思い出した。
今、マイケルにグスクが残していったご飯をあげている。
きぢは、職場のデスクにマイケルのイラストを貼って、思い出すとヒーリングをしてくれている。
マイケルもおそらくノラネコで、恰幅がいいところを見ると、誰からかご飯をもらって育ってきたのだろう。ノラネコが生きている毎日は奇跡なんだと思う。
特にグスクと出会ってからは、何気なく通り過ぎるノラネコたちに尊敬を感じている。
家もなく、主人もなく、雨風にさらされながらもたくましく生きるネコたち。
「また会えたね!今日も健やかな1日を過ごしてね」
ネコたちに心の中で話かける。ネコは少しだけこちらを見てまた歩いてく。