首里城が燃えた日

2019年10月31日の午前2時半頃、首里城で火災がおこった。

夜中眠っていると、夢の中でパトカーの警察の声が聞こえてきた。
耳栓をしていたけど、うるさいなってまた眠るけど、ずっと何か注意を促している声は止まらない。
「危ないから、近づかないでください・・・」やっと聞き取れるのはそんな言葉だけ。
やがて、バンバンと爆竹みたいな音も聞こえ始め、「ん?」と起きると、かすかに何かが燃える匂い。
庭に出て音の方向(首里城)を見上げると、空が真っ赤に燃えている。

やばい、近所で火事が発生したんだ。
その火の勢いはどんどん強まり、私たちの家の方向に風が吹いている。
そのうち火の粉がうわーって降ってくるのが見えて、相当大きな火災だと感じた。

近所の人たちがたくさん外に出てきて、空を見上げている。
話を聞いてみると「首里城が燃えている」ってことがわかって、呆然とする。
は?首里城が燃えるってどういうこと?正殿はダメだろうって。
まさか、まさか、そんなことが起こるはずもないでしょ。