「それが愛だよ」(うしモカより)

朝、いつもの坂道を歩きながら、ふとうしモカとの最後の時間を思い出していた。 病院の酸素室の中で、痛みに七転八倒するうしモカを、ただ見つめることしかできなかったあの時間を。 最後の瞬間に一緒にいるってこういうことなのかと。 … 続きを読む 「それが愛だよ」(うしモカより)

ミケランコが待っていた

東京に行っている間、いつもうしモカと一緒にいたミケランコはどうしているかなと時々思っていた。 うしモカのことが大好きで、いつも後を追いかけていたのに、急にお別れになってしまって。 東京から沖縄の家に帰ると、すぐにミケラン … 続きを読む ミケランコが待っていた

初日を終えて

個展には、いつも親しい友だちが会いに来てくれる。 顔をみて、うしモカの話をしたら、きっと涙が止まらないと思っていたけど、大丈夫だった。 うしモカのことがある前は、きっと燃えてしまった首里城の話になるだろうと思っていたけど … 続きを読む 初日を終えて

一夜明け、うしモカとのお別れ

うしモカが亡くなって一夜が明けた。 ほとんど眠れない夜を過ごした。 うしモカと夢で会いたくても、眠れやしない。 昨夜のうちは、うしモカをどこに土葬するかって話しになっていたけれど、お金はかかっても火葬してもらうことに決め … 続きを読む 一夜明け、うしモカとのお別れ

うしモカと最後まで

うしモカの苦しむ様子を見るのは本当に辛い。 痛みで転げ回るうしモカに何もしてあげられない。 先生が途中で、注射よりは弱いけれど、口から痛み止めを投与してくれた。 でもあまり効いている様子がない。吸収できていないのかも。 … 続きを読む うしモカと最後まで

うしモカ、病院へ

午後3時が近づいてきた。 でもあいにく激しい雨が降っているから、家までタクシーを呼んで動物病院へ。 うしモカを預け、待合室にいると「先生からお話があるので中に来てください」って、診察室と通り越し、スタッフルームを通り越し … 続きを読む うしモカ、病院へ

どうした、うしモカ?

うしモカが亡くなった。 朝までいつもどおり元気で楽しげなうしモカだったのに、今目の前のうしモカはもう動かない。 ずっと眠ったままだ。あの立派な長いしっぽも、背中のゆかいな柄も、可愛い耳もそのままなのに。 朝、うしモカとミ … 続きを読む どうした、うしモカ?

ミケランコ、さくらネコになる

ミケランコへTNR。 ノラ猫の繁殖を防ぐために、捕まえて、手術して、元の場所に帰すという活動。 さくらネコってやつだ。 まさか、自分がTNRすることになるとはね。 ノラ猫の保護活動をしている人たちの存在は知っていたけど、 … 続きを読む ミケランコ、さくらネコになる

もしも私がネコならば

ねえ、あなた何してるの、こっち向いて あー愛しい君よ、ぼくは幸せすぎてどまどっているんだ そばにいてね。そばにいるよ 外で暮らすネコたちを見ていると、ふと「私がネコだったらどんな風に生きたいだろうか」ってことを時々考える … 続きを読む もしも私がネコならば