なぜ部門長は実務をするのか

知識と技術だけでは、人を救えないことが見えてきた。
責任感ではなく、使命感が要る。
心の底から、困っている人を助けたいと思う気持ちだ。
考えて行動し、周りを巻き込む工夫が欠かせない。
だが、それでも知識や技術が絶対必要になる。

眩しい木漏れ日

部門をまとめる立場の人が、私にたずねた。
「その作業は、何を使ってるの?一連の操作を見せてくれないか。私も手伝うからさ」
感動した。
先輩や後輩が私へ聞いたのではない。
考えて指示する役割のはずが、実務をしようとしている。
緊急事態と判断している。

勉強して知識も技術も増えているチームメイトは、部門長に追い越された。
そんな僕は、チーム長へ多くの具体的な提案をするため、調べてテストを重ねる。
僕の役目は決断ではなく、人助けをするアイディアをテスト運用し続けること。

思いやりを持って行動しながら、知識と技術を身につければ、必ず人を救える。

きぢのイラスト(さとり)