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ちゃぶ台さんからのお手紙

わが家のちゃぶ台さんからお手紙が届いた。
14年前に東京から沖縄に引っ越す時に、骨董品屋さんから買った桜の一枚木の素敵なちゃぶ台。
沖縄の家では、居間の真ん中におかれて、そこでお茶もご飯もいただいた。お友だちとも何度このちゃぶ台さんを囲んだことか。

2年前に引っ越してきてからは、都会の小さな部屋では常時広げておくスペースがなく、いまは壁の花になっていたんだけども。

「私をどうぞ使ってください。そして、ご飯を食べたりお茶を飲んだりしてください。大きいというなら半分に切ってもいいですよ」

そうね、最近はちゃぶ台を広げるどころか、ご飯も小さな壁付けのテーブルでささっとすませるだけ。

ちゃぶ台さんからの手紙を受け取って、家に帰ると木目が本当の目に見えてきて、久しぶりにふちをさすって「ありがとう」と言った。
ちゃぶ台さんは、自分の休息の時間もままならない私たちに、いっぱいのお茶を味わうことの大切さを教えてくれたんだと思う。