きよめたまへ

はたきではらうことで、よけいなものがくっついていない清浄な状態になる。

「清めるには、どんな力がいるのか」とまず考えた。

神社でお祓いする時の、御幣(ごへい)、幣(ぬさ)、大麻(おおぬさ)は、古代から「大麻」が使われていたという。
今でも奈良県の春日大社に行くと、大麻でできた御幣が見られる。

そこで「ヘンプ(大麻)とシルク(絹)」で織られた布を使うことにした。
なぜだか、その布が家にあってね。
高価な布なのでそんなにたくさんないから、あとは植物で染めた木綿の手ぬぐいを使うことにした。

「植物の力はすごい」と信じている私にとって、はたきを植物染めの布で作るというのは理想の形なんだ。
これに国産の大麻繊維が手に入ったので、何本か折りこむ。