ある夜の会話

夜道をかけぬけたあと、待ち合わせの二人と合流。
あさって長野に帰るみわちゃんとまりさんのさんばチームと夕食会。
りゅうたん池の近くにあるお気に入りの店で、おしゃべりもはずむ。
今の地球環境のこととか、沖縄や久高島の素晴らしさについて語っていたら、
お店のオーナーのおじちゃんが、そんな内容を知ってから知らずか会話にはいってきた。
おじちゃんは、ユーモアあふれるウチナーグチ(沖縄方言)で、
沖縄のアニミズムのことや、エネルギーのこと、自然観のこと、
今までのこと、これからのことを語ってくれた。
「自然がほろびるならば一緒にほろびようと思う。
自分だけノアの箱船に乗ろうとは思わない」
と語った言葉が心にのこる。
昨日まで読んでいた本の内容にとてもリンクしていたし、
自分自身も共感するところは多かった。
東京に暮らしている時は、
原発事故にまきこまれて心も身体も傷つくのはごめんだと、
正直思っていた。
安心して、水も飲めない、窓もあけられないような生活は無理だと思った。
いやだと思う状況から逃げない理由はなかった。
今、自然豊かな沖縄に暮らしているけれど、
地球規模の汚染が広がりつつある状況で、
ほんとうの意味での逃げ場所なんてどこにもないのかなと思う。
でも、沖縄の海や緑や空を眺めて暮らしていると、
おじちゃんの言っていた言葉がよーくわかる。
地球とわたしは一心同体だ。喜びも痛みも。