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グラ、アセロラの樹の下に眠る

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クリスマスイブが明けて、でもグラはもうめざめることはない。
麻の帽子のなかでお花とヨモギにつつまれて眠るグラ。
グリが帽子のなかをのぞいている。
グリに「グラさんのところにお別れにきて」というと、
グリはそっとグラに近づき、首のまわりの羽根をやさしくかんだ。
グリもわかっている、グラがもう目覚めないことを。
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近所の大アカギに、3名で最後の散歩にいくことにした。
朝日がまぶしくて泣けてくる。
大アカギの幹の上にグラをのせ、グリのカゴを横におき、
神様に「無事に神様のもとまでグラをお届けください」と祈った。
冬至の日は、一人できてグラのことを祈っていたんだ。
「グラが安らかでいられますように」って。
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お花をつみながら、家に戻った。
いよいよグラを埋葬する時がきた。
朝、きぢの出勤前にしようと思ったけれど、
「もっとお日様があたたかい時間がいいね」ということで、正午前にした。
庭のアセロラの樹。野鳥たちが毎日遊びにくる樹なんだ。
グラにぴったりだなと思って。鳥仲間が遊びにくるから、グラもきっと楽しいね。
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根元には、オオタニワタリと月桃もいるんだ。
グラは、ふかふかのヨモギベッドの上で自然のなかへ帰っていったよ。
ずっとそばにいたかったけれど、神様にお返しする時がきたんだね。