ミケランコの見ていた景色
ミケランコがノラネコの時、ここはぜんぶがミケランコの庭だった。 沖縄生活最後の時に家出できたのはほんとうによかったね。 どこもここもミケランコの行きたあかしのような気配があって、泣けてくる。 変化することは自然なことだけ … 続きを読む ミケランコの見ていた景色
ミケランコがノラネコの時、ここはぜんぶがミケランコの庭だった。 沖縄生活最後の時に家出できたのはほんとうによかったね。 どこもここもミケランコの行きたあかしのような気配があって、泣けてくる。 変化することは自然なことだけ … 続きを読む ミケランコの見ていた景色
沖縄に来て、人間の友だちに会ってるけど、それ以上に植物の友だちにも会っている。 「お久しぶりです。会いたかったです。ありがとうね」 風がザワザワーって吹いてきて、私を包み込む。 植物たちは、私が右往左往している間も、ずっ … 続きを読む あいさつ
海が近づいてきた。 沖縄の色だ。 引越してから約7ヶ月ぶりの里帰り。 首には、プイザーとミケランコのお骨をかかげて。 アニマルズのみんなと暮らした大切な場所へ、帰ってきた。 ほんとは少しこわい。 いろんな景色が、何気ない … 続きを読む 里帰り
ミケランコのお気に入りの東の窓。 ここからいつも外を眺めていた。 朝はたくさんの光の粒がミケランコを包んでくれる。 金城町とトタン屋根の家はたくさん写真に撮ってある。 整理して本を作りたいな。
この大好きな家を引き継いでくれるお友だちはいないかなとずっと思っていた。 自分に財力があれば沖縄の家もキープしておきたかったけど、それが叶わなそうだったから。 何人かに声をかけたけどタイミングが合わず、手放すことを決めた … 続きを読む 最後のお客さま
引っ越すことが決まってから、ずっと首里の家を離れることが寂しかった。 でも時はそういう流れになっているし、流れるままに動いていったけど、最後の最後までこの気持ちは消えなかった。 首里の丘の上での毎日。鳥たちの歌声、古いガ … 続きを読む 最高のものを手放す
今日はお友だちが2人遊びにきてくれた。 そのうち1人は小学校3年生の女の子ピーちゃん。 気に入ってくれたらもらってもらおうと、ぬいぐるみやおもちゃ、置物、バードールなど(ほとんどが小鳥グッズ)をテーブルに準備していた。 … 続きを読む 大切なものを引き継ぐ
首里のこの家はトタン屋根。 コンクリートの頑丈な建物で育ってきた私には、トタン屋根というのは未知のものだった。 引っ越す時に友だちから「トタン屋根の雨音はかなりうるさいよ」と教えてもらった。 実際、シトシト雨なら気にする … 続きを読む トタン屋根の下で雨音を聴く
約5年勤めた漢方薬局の勤務も終わり、こうして一つずつ扉を閉めていく毎日を送っている。もちろん、思いの中では過去と今と未来を行ったり来たりできるんだけど、時計の時間は戻らない。 桑の木やバナナの木、ガジュマルの木、いつも一 … 続きを読む 扉を閉じる毎日
東京への荷物の引っ越しも終わり、沖縄に戻ってきた。 沖縄にいられるのもあと1ヶ月だと思うと、本当に一瞬一瞬がいとおしい。 大好きな沖縄に今回は12年間もいられて、幸せだったな。 11年前に東京を離れて沖縄に行くと決めた時 … 続きを読む 帰ってきたよ、おきなわに