
ミケランコが2024年9月28日16時30分に虹の橋をわたりました。
ご飯を食べなくなって10日、お水を飲まなくなって5日。
もともとやせているミケランコにとって、このような状態で歩いたり、飛び乗ったり、鳴いたりすることが奇跡みたいな日々だった。
身体の限界を超えて生きてくれたのは、私のことを想ってだと知って、その愛の深さに涙がとまらなかった。
「ミケランコの幸せが私の幸せよ」というと、ミケランコも「わたしもよ!」といって、その時二人の間を隔てていた薄いベールが光の粒になって宇宙にとけた。
もう身体を起こすことができなくなったミケランコと手をつないで目を閉じた。
この日の夕方、ミケランコは旅立った。
少し外出の用事があって家に戻るとミケランコが手足を泳ぐように動かしてた。
もう最後の時を迎えているのがわかったので、隣にいてそっと背中に手を添えて、静かに見守った。もう名前は呼ばない。ミケランコが気にせず旅立てるように。
呼吸は止まった。最後は心臓の音が遅くなり、消えていくのに耳をすませた。
ありがとう、ありがとう、ミケランコの身体。限界を超えて頑張ってくれていたね。
ありがとう、ありがとう、ミケランコの魂さん。
私たちの生まれる前からの約束は、きちんと果たせたね。
つらい日々もあったけど、私たちは乗り越えられたね。

