ミケランコが恋しい


ミケランコが旅立ってからまる4日が経った。
この部屋のどこかに必ずいたミケランコの姿がない。
いろんなミケランコを思い出すと、ほんとうに愛おしくて、大切で、それでいてミケランコがこの部屋にいて一緒に暮らしていたことがまるで夢のような感じもする。
ちゃぶ台の前に座ると、ベッドの下にいたミケランコがソロソロと出てきて、膝の上にのる。いいこ、いいことなでて、時々「大好き」って抱きしめる。
ほんとに幸せな夢のような時間だったなと思う。

食が細くなって、やせていくミケランコに、なんとかご飯を美味しく食べてもらおうとしていた日々も長い。楽しく、美味しく、安心してご飯が食べられるように、一口ずつ指にのせたり、床にポトっと落としたり、最後の3ヶ月は2日に一度はスーパーに行き、新鮮な生で食べられる魚を探した。カツオブームが長く続いてほんとに嬉しかった。
旬の食材や体調に合わせてご飯を料理した。
それに応えるかのように、7月8月、9月も途中まで、ミケランコはしっかり、美味しそうに食べてくれて幸せだった。

ミケランコのことに集中するあまり、人間のごはんはおざなりな日々が続いた。
なるべくミケランコと過ごす時間を増やしたくて、アルバイトも少なめ、遊びも少なめ、旅行なんていってられない、そんな日々が半年。
人生には優先事項というものがある。私にとってはそれがアニマルズだし、ミケランコでもある。

プイザーは7月2日、ブルーノは8月10日、そして9月28日はミケランコ。悲しい別れが続いて、いったいぜんたいどうなっちゃってるの?
でも、どんな命も終わりはある。その時期を決めるのは、本人だと思ってる。