グリ、元気です。

生まれた時からほぼずっと一緒だったグリとグラ。
グラが旅立つ時まで、献身的に看病していたグリ。
グラがいなくなった日は、グリは時々呆然とし、羽根をふくらませ動かなくなった。
そりゃそうだよね、いつも一緒だった大好きなグラの姿が見えないのだから。
わたしはたくさん泣いたけれど、小鳥は涙がでないんだね。
グリの心もぽっかりと穴があいてしまったんだと思う。
東京に帰省して、なつかしい家族といっしょにワイワイと過ごした年末年始。
わたしもグリも少しずつ元気になってきたよ。
グリは「ぴーぴー」といつもどおり大きな声で鳴いている。
夜はわたしが眠りにつくまで、鳥かごのカバーのすきまからこちらを見ている。
沖縄に独りで帰ったきぢは、今さみしくないかな？
グラのいなくなった鳥かごを、そのままにしてきちゃったから。
庭には、ねこのぐすくやスーサーの女の子、雀集団アップルズ、鳩のサブレがきてくれていればいいけど。
わたしたちは、どこにいっても大切な仲間に囲まれているね。