グリ、お空へ

20161103-1
いつもの朝、いつもと違うのはリモーネの隣のカゴにいるはずのグリがいないこと。
昨日の午前9時に、グリは突然天国へ旅立ってしまった。
数分前まで、ミカンを食べたり、ご飯を食べたり、呼んだらいつものようにかけよってきていたのに、バサバサと発作のように翼をばたつかせて、そのまま息をしなくなった。
こんな突然お別れがくるなんて。
グリは今年は16歳を超え、やがて4ヶ月もすれば17歳になるはずだった。
コザクラインコで16歳といえばかなりの長老だから、健康優良児のグリさんだってここ2年くらいで動きが少なく鳴き声も少なくなっていた。
脚も時々よろける。ねむっている時間が増えた。
左目は白内障なのか瞳の真ん中が曇っていた。
でも、それは順調な老化だと思っていたし、私ができることは健康的なご飯を食べてもらい、毎日楽しく遊んで、安心して暮らしてもらうこと。
少しずつ老いの階段を下っていくグリを(全ての生きものがそうだけど)、後どのくらいの日々を一緒に過ごせるのだろうかって考える日も少なくなかった。
だからこそ、グリと向き合い、グリのぬくもりを感じる時がどんなに幸せで永遠を感じていたか。16年前も一緒にいたなんて、私の歴史そのものだ。
一昨日は、お昼にみわちゃんが、夜にはよりこがグリに会いに来てくれた。
みわちゃんは前夜も一緒にいて、グリさんの最後になったウンチショーも見てくれたんだ。みわちゃん、きぢ、私の3人からの拍手喝さいに、グリがすごく誇らしそうにしていたのが忘れられない(さすが元オペラ歌手)。
1日グリの亡がらと一緒に過ごして、今朝、きぢと庭にグリを眠らせた。
グラの隣のアセロラの樹の下。
たくさん泣いた、これからも泣くだろう。涙は勝手にこぼれてくる。
でも知っているんだ、グリは今も近くにいることを。
20161103-2
マイケルがお墓のそばに座っていて、おしっこをかけないかこれからも見守るつもり。
20161103-3