グリ姉さんが旅立って1週間が経った。
あっという間だったけれど、時間が止まっていたような気もする。
夜中にふと目がさめると、グリの名前を呼んで泣いた。
でも、朝になると大丈夫になっている。
ふと悲しくなって、気持ちが暗い方に行きそうになると、何かあたたかな光みたいなものがやってきて、私の心を溶かしてくれる。
あれはきっとグリなんだと思う。
今、グリとグラの写真を編集している。
2001年からデジカメを持ったから、15年前の写真を見ることになるんだけど、そこにはグリとグラだけではなく15年前の私もいて、いろんな思い出がよみがえってきた。
こんなに長いこと一緒にいたんだもんね私たち。
今回のことがなければ、ほとんど見返すこともなかった写真たち。
グリとグラとともに歩んだ道は、私の人生に沖縄がやってきた時期と重なっている。
生まれ育った環境を離れ、小鳥2羽と歩き出した新たな人生。
いつでも一緒にいてくれたグリとグラ。人生のパートナー。
形あるものはいつかなくなる。
生と死ってそんなに違うものじゃないのかも。
見えないものに永遠をみる。