心配性

昨夜、トタン屋根の上でネコの叫びとあばれる音がして、外に急いで出てみたけど、姿は確認できず。
うちの屋根の上にいるネコといったらうしモカの可能性が高いから、心配になってしまって。
明日の朝、また元気に庭に遊びにくればいいなって思い眠りについた。

明け方、いつものうしモカらしき朝の発声が聞こえたけれど、それを最後に夜まで姿を表さなかった。
こんな時、家のネコじゃないってこういうことだと実感する。
自由なネコ生だけど、会えるのがいつ最後になるかわからない。
家のネコだったら最後まで看取れるけれど、ノラネコはどこでどうなるかわからない。

夜の10時を過ぎた頃、遠くからうしモカらしき鳴き声が聞こえてきた。
「うしモカ!」って外に飛び出すと、うしモカも屋根の上から、ミャーミャー行って走リ寄って来てくれた。
涙の再会。うしモカは早速ゴロンと転がってナデナデを要求。
それが終わるとお水をゴクゴク飲んで、エサには目もくれずまたどこかへ旅立って行った。
雄ネコを持つ親は強くならないとね。
喧嘩もするし、遠征もする。恋をしたらどこまででも追いかけていく。
親心を持ってしまったのか。