天人合一で進むのだ

人が集まって、おしゃべりしたり、料理シェアして食べたり、握手して別れたりしていたことは、ほんの1ヶ月ちょっと前のこと。
あたりまえのことが、今では非日常。
街はシャッターの閉まったお店が増え、歩く人もチラホラ。
人の顔には、もれなくマスクがついてくる。

ウイルスももちろんだけど、今世界はどんな方向に進もうとしているのか、ニュースの奥にチラッとみえるものがある。

だけど、沖縄や千葉で、今最高にきれいなユリやチューリップが、人が集まらないように刈り取られたって。育ててきた人はどんなに心が痛んでいることだろう。
こうして、恐れは人を追いつめていくんだな。

こんな時に思うのは、やはり「天人合一」の大切さ。
人に会えなくても、どこにも行けなくても、見上げれば空がある。
足元には土がある。ちょっと歩けば樹がある、草がある。
風が吹き、雨も降る。空には鳥も蝶も蜂も飛んでいる。
自然とのつながりは誰からも奪えない。
この繋がりはすべての人にあるものだ。
だけど、そこに気がつけるのは自分次第。

庭の燕麦