うしモカの一周忌

うしモカが天国に行ってから1年。
今でも、うしモカとネコ会をした家の前の坂道に座れば、うしモカといつも空を見上げたあの時間が蘇ってくる。
思い出せば思い出すほど、うしモカと過ごした時間は宝物でキラキラとしている。
家の中に入ろうとすると、ドアの前に立って阻止するうしモカ。
坂道をわたしと同じ速度で降りていくことや、遊びに行った友だちの家の前でずっと待っていてくれたこと。
妹分のミケランコを連れてきて、ごはんを譲っていたこと。
一緒に駆け上った坂道。見上げた満月。
気がつけばいつもうしモカが横にいてくれた。

最期の日を思い出すと、人間の私が後悔しないように合わせてくれたんだなと思う。
ほんとは病院に行って最期を迎えたいとは思わなかったはず。
でも付き合ってくれたんだな、あの時。
その心の広さに感謝だ。

うしモカが私を仲間にしてくれたから、みることができたネコの社会、ネコドラマ。
おかげで、人生に対する認識がぐーんと深まった気がしている。

今もブルーノとヨギーが「うしモカ、うしモカ」っておしゃべりしている。
絆は永遠。