古来、祭祀に使う器は、神聖さを保つために、邪に邪魔されないために、「緑青(りょくしょう)」という顔料を塗ったという。「静」という言葉を紐解いていくと、それがわかった。
現在は、緑青(岩絵具)は「孔雀石(マラカイト)」を顔料化している。1月に東京に行った時に、緑青を手に入れることができた。続いて、レッドジャスパー、水晶、雲母の顔料も。
植木鉢の内側は、この鉱物と藍の顔料を混ぜ合わせて塗ることにした。
宇宙感を出すために、キラキラした雲母や絵の具のパールも混ぜて。
宇宙には星もあるはずだから、金と銀、赤と青の絵の具を使って星も生まれた。