工程3:内側に宇宙を作る


植木鉢の内側を、植物の藍と鉱物顔料を混ぜ合わせて塗っているのだけど、その途中に偶然にも「マヤブルー」という言葉に出会った。

マヤ文明の時に描かれたブルーが今も現存しているという。雨風太陽を凌いで何千年の時を超えて、今も美しく残るブルー。謎が多いらしい。

マヤブルーの原料は、植物と土を混ぜたもので、この絶妙な配合が驚くほど堅牢度を上げたそうだ。

そうとは知らず、私が植木鉢の絵の具として作っていたのも、藍という植物の粉と、鉱物と土からできた顔料。

もしかしたら、私もマヤ文明にいたことがあるのかもな、と遠くて壮大な気持ちになった。
植物と鉱物で、宇宙の色を描くなんていいアイディア!

2023年5月 宇宙サボ展 バナー