サボテンが連れて来てくれたところ


宇宙サボ展が無事に終わり、沖縄に戻り、サボテンたちにただいまと感謝の気持ちを伝えた。

植木鉢に絵を描くきっかけを作ってくれたコスモ君を始め、少しずつ増えていったサボテンたち。この5ヶ月、1人で走り切ったとは思ってない。
材料を買うのも、何かを調べるのも、絵を描くのも自分だけど、サボテンやアニマルズ、みえないけれど自分をいつもみている何か、そういうオーディエンスに見守られての5ヶ月だったと思う。

そして今、5ヶ月前とは景色が変わっている。
変わろうとしたんじゃない、何かを知ろうとしたわけでもない。
でも確かに、今までとは違う風景がそこにある。

目の前のことに夢中で取り組みこと、それも心から楽しいと思えることに集中する。
あと先は考えずに進んでいく。
人生はそれが大事なんだと(私にとっては)いうことがわかった。

作品作りを心から楽しんで、それを受け止めて一緒に喜んでくれる人がいることはなんて幸せなんだろう。私の作品をほしいと思って買ってくれる人がいることはなんて幸せなんだろう。それは確実に続けていくことの原動力になる。

これから私はまた一歩前進しようと思う。
誰かのためとかではなく、ここでしたかったことを実現していくだけだ。
ここはいい風景だなあ。