空の上で感じたこと


沖縄発東京行きの飛行機。
去年の7月から1月まで、8月以外は毎月通っている。
ふいに始めてた2拠点生活だけど、春からは東京が本拠地になる。

引越しが具体的になってきて、沖縄、首里、金城町、トタン屋根の家への愛があふてくる。涙もあふれてくる。家の前のガジュマルの樹も、庭のアセロラ、桑、バナナ、大家さんの畑、庭に遊びにくるネコや小鳥。尊敬するやさしい大家さん。
おひさまの光、流れる雲、吹き抜ける風。
私の毎日。

お別れがさびしい。とってもさびしい。
でもさびしいと感じると同時に感謝の気持ちがシャワーのように降りそそぐ。
涙がこぼれそうになるから目をつむると、光でいっぱいになって眩しい世界の中にいる。
ただ生きて、息をしているだけで、こんなにも愛おしい生活を経験をさせてもらってありがとう。

グラ、グリ、グスク、コニー、うしモカ、みわちゃん、テトラ、ネオ、ナダル、オルン、歴代オトちゃんたち、空へと帰るたくさんの命を見送った。
来ては次なる人生に旅立ったご近所さんたち。首里城も燃えちゃった。
でも、みんな私の心の中で生きている。
もうすぐ首里に来て13年。