最高のものを手放す

引っ越すことが決まってから、ずっと首里の家を離れることが寂しかった。
でも時はそういう流れになっているし、流れるままに動いていったけど、最後の最後までこの気持ちは消えなかった。
首里の丘の上での毎日。鳥たちの歌声、古いガジュマルの樹、海に沈む夕日、大家さんの勝連さん、庭の植物たち、吹き抜ける風。
どれも大好きで、ほんとは片時も離れたくない存在。

最高のものを手放すってこういうことか。