グラからのおしらせ

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グラとの約束。
グラの魂が身体から離れたあの日。
心の準備を少しずつしていたつもりだったけれど、
いつもそこにいたグラの姿がないことに何度も泣いた。
魂は永遠だし、死も生も、大きな自然のサイクル、生命の循環。
そのことを、これからゆっくりとグラの存在をとおして実感していくことになるんだと、それだけはわかっていた気がする。
ほんとうは、生きていても、生きていなくても、心の中で感じれば同じことなんだよね。
グラが時々、そんなわたしの目の前に、形をみせてくれる。
グラの美しいブルーの羽根が目の前にあらわれる。
1度目は、グラが天国にいってすぐのこと。
東京に帰省して、沖縄から送ったダンボールを見にいくと、グラの羽根が1枚ちょこんとおかれていた。たしかにグラとグリの羽根を1つお守りにもってきていたけれど、ダンボールの上にどうやって出てきたんだろう?
2度目は、2月。実家の引っ越しで、帰省していた時のこと。
おばあちゃんの部屋で寝泊まりしていたんだけど、布団を押入れにしまおうと戸をあけるとグラの羽根がぴょこっとおいてある。
3度目は、数日前。
台所の流しの下の扉をあけると、なぜかグラの羽根がふわっと目の前におちてきた。
たしかにグラの羽根はたくさんとってあるけれど、どうやって台所の流しの下にはいることができるのか?
グラの羽根が目の前にあらわれるたびに、グラの姿はみえないけれど、今もかわらずわたしたちのそばに存在することを感じるんだ。
ほんとうは、この世界は悲しいことなんてなくて、なくすものなんてなくて、満たされているのに、人間のわたしはそのことをすぐに忘れてしまう。
目にみえないことのたしかさを、日々のなかで感じていこう。
グラとわかちあった愛のなかにたくさんの答えがある。