manaさんのペレ強化合宿から帰ってきて、いろいろ感じて、
舞台には参加しないけれど、manaさんの観客として、友だちとして、「ケオラ」に行こうと決めたんだ。
20名の仲間たちと踊ったり、manaさんの新たなチャレンジをみたり、
そのなかでわたしの感じたことをバードールで表現しようとふと思いついて、約一ヶ月しかないけれど、可能かどうかわからないけれど、取り組み始めた。
福岡行きのチケットを予約して、manaさんたちにケオラに行くことを伝えて、
バードール製作がはじまった。
まずは、ペレのイメージを頭のなかで思い浮かべた。
やっぱりキラウエア火山の自然が浮かんできたし、ペレのやっかいな情熱(怒り)ってどこからきているんだろうかと思ったし、怒るにしろ、愛するにしろあふれんばかりのエネルギーを感じた。
ペレ合宿に参加した仲間たちも、踊りに情熱をもっていたなーって。
ペレのバードールを作りたいと思ったけれど、人というよりは、溶岩とかマグマとか赤のイメージが浮かんできた。紙に色鉛筆で描き始めると、それはラブバードのグリだった。
赤、緑、黒。たしかにキラウエア火山の要素がはいっている。
そしてグリを代表とするラブバードの性格は、まさにペレでもあった。
愛と切望でパンパンにふくらんだかわいいラブバードの顔。
これを、型用のデザインにおこすと、こんなふうになり。
少し迫力でてきたね。
型ができて、色をつけはじめると・・・、なんか怖い感じになってきた。
色を全部いれると、やっぱりかわいいな。
でも二つのまーるい瞳を見つめていると、ハレマウマウの深い暗闇にひきこまれていく。
わたしも知らないわたしの中の闇。
裏はいつものバードールのようにうしろ姿ではなく、赤くしたかったから、茜染をした。
深い赤が出したくて、3度染め。
そうしてついに完成。
バードールの要「まーすハート」の調合はいつもと少し変えた。
フラワーエッセンスの「ホリー」を塩にまぜた。
なぜかというと、ペレのことを想っていると、どうしても「ホリー」の性質が浮かんでくるから。
怒りや憎しみ、恐れなど愛以外の感情に、光をさしこんでくれるエッセンス。
ホリー(西洋ヒイラギ)とグリの色も「赤、緑」と共通する。
元気の素でもあり、怒りも意味する赤。
調和、平和でもあり、妬みも意味する緑。
とフラワーエッセンスの本に書いてあった。
まさにペレを感じるね。
怒りや恐れや憎しみは、愛の本質からそれ、大いなる流れから隔離されて、
孤独と苦しみを生む。
わかっちゃいるけど、人は時々そんなふうに自らを苦しめてしまう。
それは、外や他者からの攻撃ではなく、自分の内側からくるもの。
その内なる暗闇に、深く深く光をさしてくれるのが「ホリー」なのかもしれない。
今、ホリーを生まれてはじめてのんでいます。
出てくるね、いろいろ。この苦しみをつきぬけたところに、いつかだどりつきたいな。