コニーと眠る最後の夜、そして朝が来た

眠るコニーのぬけがらの前で、3人で川の字になって眠った(きぢ、エマ、たま)。
何度も目が覚めて、その度にあたたかいコニーがいないことを確認して胸がつまる。
何度も冷たくなったコニーの体を撫でた。毛並みは柔らかく気持ちいいまま。
「死」を知ることで今この時しかない「生」を感じのだろうか。
グリとグラも眠る庭のアセロラの樹の下に、コニーを埋葬した。
そっと穴を掘った土の上にコニーをおくと、本来は土の中に穴を掘って暮らす穴うさぎだったことを思い出した。
でもコニーの魂は、今や、空や海や畳の上を駆け巡っているんだね。
畳の上を草原とし、壁とものの隙間を土のトンネルとして生きた1年半。
コニーのハッピーな顔しか思い浮かばないのに、それは喜ぶことなのに、お別れの悲しみに涙が止まらない。
「コニー夢に出てきて」と願ったら、本当にコニーが夢に登場した。
庭に何気なくいるコニー。私が出て行くと、さっと向こうにかけて行った。
その表情や雰囲気が「今、何が起こっているの?」というキョトンとしたものだった。
今は、コニーも何が起こったのはわからないのかもね。
私もわらかないんだよ、コニー。
あんなに生き生きと命を輝かしていたコニーが、あっというまに旅だってしまったことが。
10年はいっしょに生きるつもりだったよ。