ギリギリ生きてる

サカナのテトラ君の体がもうギリギリで、昨夜苔の家に入ってから一晩全く出て来なかった。
私は、テトラ君はついに天に召されたと思い、水槽の前で寝ていたけど、何度も目が覚めてしまった。
テトラ君がいなくなったと思うと、寂しくなってね。

朝になったので、きぢにテトラ君は天国に行ったと伝えて、早く土に還えそうと言った。
私は庭のアセロラの木のしたに小さな穴を掘って準備した。
でも今日は歯医者に予約してあるので、埋葬はきぢに頼んで出かけると、きぢからメッセージがあった。
「テトラ君ギリギリ頑張ってます。まだ土には入れられません」と。

なんと、テトラ君はまだ息をしているらしい。
私はおどろいた。もう、昨日の時点で限界を迎えているような様子だったのに、まだ生きている!
テトラ君の肉体から魂はまだ離れていないのか。テトラ君は今何を感じているのだろうか?