光の粒になって

みわちゃんが光の粒にもどってから、ひとつき。
まだわからないことだらけだし、このことを飲みこめているのかもわからない。
ただ、自分のわくを超えるはるかに大きな雲みたいなものが、少しずつ近づいて、霧みたいに広がって、わたしを包みこみ、いつか霧の粒がわたしと重なった時に、大きな光の世界にたどり着ける、そんな気がする。

夢で会うみわちゃんが、少しづつどこかに近づいていくように、生きているわたしたちもどこかへと向かい始めている。