リモのための穴

リモのなきがらを土に還すために、朝の庭を眺めた。
リモはどこの場所がいいかな?と。
かつてグラ、グリ、コニーを土に還した場所は、アセロラの木の下。
野鳥たちが遊びにきてくれるからね。

でも、リモはなんとなくここでなない気がした。
そして、ここだ!と思ったのが、この季節朝日が一番に差し込む西の角。
草がたくさん生えていたのでまずは草むしり。
というかススキが繁殖していて根っこが深い。
朝日を浴びながら、汗をかきながら、リモの場所を作る。
ススキに混ざって、レモングラスも生えていたのでこの横に穴を掘ろおう。

と思っていたら、その少し横を見ると、すでに穴があった。
え、どうして?と思ったけど、掘らないでいいから助かった。
しかも自分では掘れないような、不思議な空洞が20センチ以上地下に向かって続いていた。
穴の終わりにはリモサイズの空洞が横に広がっている。

わけがわからないけど、何かの計らいと思ってありがたくリモのお墓にした。
石はみわちゃんがくれた薬石。