20年前のわたし(まだ20代)

「黄色のまち」展に向けて、自分の人生を振り返っているところです。

よくある話だけど、29歳のわたしは人生に行き詰まりを感じていた。
仕事もプライベートも八方塞がり。

土星が地球の周りを1周するのに30年かかるが、30歳前後というのは人生の転換期で、これまで無理をしていると、心身を壊す人が多いそうだ。

わたしの場合は、30歳を目前にしてイラクに行くことで、何かが振り切れてしまった。
それはいいことだ。

リセット。誰もわたしのことを知らない場所で、わたしも誰も知らなくて、すべてをゼロに戻して、大好きな場所(沖縄)で人生を始めよう。
好きな場所で、好きなことをして、暮らしていこう。限界が来たら諦めればいい。でも進める限り進んでいこう。

というのが20年前のわたし。

誰もわたしを知らない場所ですべてをリセット、といっても、親や友だちは遠くから見守ってくれていたんだ。