ありふれた言葉にインパクトを与える方法

文字 感動した 面白い

文字 感動した 面白い

聞き手が知りたい順に伝えると、印象に残る。

予備校に勤めていたとき、面接練習の相手になっていた。
大学入試でどう話せばいいか困っている生徒たちがいて、何か役に立てると思ったから。
Kijiは面接官になったつもりで、おしゃべりをするわけです。
すると、生徒は無意識で話しているのに気づいたんです。

無意識というのは、面接官の思考を想像していないってこと。
『なぜ、この大学を選んだのか?』に答えるとき、自分自身の心に問うて言葉を選んでいるのです。
面接官の頭の中では『ちゃんと学問に励んで、社会に巣立って活躍してくれるのか?』と考えている。
大学側のメリットを考えている場合もあるんです。
生徒がこれらを理解していたら、「意識している」といいます。

まず素直に答えてみる。次に聞き手の思いを知って答えを工夫する。

この順序はブログやSNS投稿にも共通しています。
多くの人が書きそうな文章表現があふれていて、冒頭を3秒読んだら、すぐ文末の結論を見ます。
一番言いたいこと、重要なことは最後に書かれている場合が多いから。
それでもありふれた結論が載っている場合もあります。『感動した。これからも努力が必要だ』みたいな。

実は『なぜ、この大学を選んだのか?』に完璧に答えられる生徒は少ないんです。面接官が心から納得する理由を答えられません。
じゃあ、どうすればいいのか。
その大学で何をしたいのか超具体的に話せばいいんですよ。
これもまた話す順番があります。そう、面接官が知りたいことを先に言うんです。本番の面接時間には制限時間があるから。
大学や学部学科によって、順番を変える必要もあるので、こればかりはブログに書ききれません。
とまあ、僕もありふれた結論になってしまった。ごめんなさい。

アナタの街のエンジニア きぢ
きじのイラスト

あの日面接練習した生徒たちは今、医者や看護師になって社会で活躍していますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

きぢのイラスト(さとり)