ミスにアリガトウと思えるか

都会の美しい夕日

都会の美しい夕日

ミスが起きた仕組みであることに謝る。

社会人になりたての20代、ミスをして上司に叱られた。
それを当たり前に思いつつ、将来自分は叱らないで何か別のアプローチをしようと誓った。
なぜなら、叱られたくない気持ちが生まれミスを隠そうとするから。ミスは早く修復した方がいい。時間がたつと手遅れになることが多い。

人間が持つ感情は、いい仕事につながる。いろんなことを邪魔する。
好きな人からの頼まれごとは、その日に始めちゃう。嫌いな人からの仕事はあと回しにしちゃったり。
Kijiは極度の面倒くさがりで、ミスの修復にかかる時間をなるべく短くしたい。生産性を上げて価値を高めると思っていないから。

チームメンバーが誤ってシステム障害を起こしたとき、すぐ解決する行動を始めた。

システムの異常に気づいたメンバーが、『すみません。アップデートしたら壊れました』と声をかけてきた。
すぐおしえてくれたことに感謝し、僕が1時間以内にに修復するから大丈夫だよと話したんです。
物理的にアップデートボタンが押せる状態だったので、エラー内容は想定できていた。
修復に数日かかるエラーじゃなくて本当にラッキー。「確認もしないでボタン押したらダメだろ!』と叱ることはしなかった。

チームメンバーとは日々仕事とは関係ない話をしながら、「何か工夫したいことある?」とたずねていた。もしかしたら、その会話のおかげでエラーを隠さず即伝えてくれたかもしれない。
修復したあと、「アップデートボタンを押せなくしたよ。これでストレス減ったでしょ?」と物理的にエラーが起きない状態に変えた。

あの日誓ったことを実際に行動できて、ちょっとだけ満足したのでした。

アナタの街のエンジニア きぢ
きじのイラスト

物理的にエラーが起きないか観察して、エラー要素を消したり、万が一の修復手順をメモするの、意外と好きです。

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きぢのイラスト(さとり)