予備校のオンラインマーケティングで超低い「いいね」率を狙って生徒たちへ本心を届けた。
多くのSNSマーケティングでは「いいね」を多く集めようとします。
その「いいね」を調査したら、「いいね押してあげるよ」や「どうでもいいね」という意味があることがわかったんです。
心の底からいいねと思ったり胸に刺さる言葉やビジュアルだと、傍目を気にして「いいね」を押さない。
中高生や受験生と会話をしながら、どんな趣味があって何に感動したかたくさん聴いていく。
一人ひとり悩みがあって、大人にはほとんど話さないことも分かる。ちゃんと聴いてくれないから。
生徒が話している途中で、良かれと思ってアドバイスするのが本当にイヤなんだよね。『最後まで聞けよ!』と心の中でツッコミを入れている。
ベンキョウなんてするなヨ。
僕はワルイ大人として、SNSで魂のメッセージを発信し続けた。
「ベンキョウなんてするな」の本心は、他人から言われて勉強しても身にならないぞ、です。嫌いでやりたくないのに勉強しても試験本番で発揮できない、という意味もある。
案の定、「いいね」は激減する。
だがしかし、インプレッションやエンゲージメントは減らないどころか増える。
狙った通りの結果が出た。毎月SNSレポートを関係者に共有するが、理解されない。理解できるように説明するためには毎週勉強会をしないといけないほどアナログ派の幹部陣。
それでも僕は超低い「いいね」率を狙って、魂の言葉を毎週SNSで発信し続けた。
個人的には大成功のオンライン・マーケティング。でも結果の各数値を理解できな人から見ると効果なしで、集客につながらない無駄なSNS。
実り多き経験をさせていただきました。
アナタの街のエンジニア きぢ