キハダの木を見て悔しかったワケ

ミカン科キハダの樹皮
キハダは漢方薬に入っていた。生薬名は黄柏(オウバク)。成分はベルベリン、止瀉薬として使われる。

黄連解毒湯を飲んだことはあります。
そのときは余裕がなくて、生薬を気にしていなかった。添付文書も読まなかった。
だから黄柏を認識できずにいたんだ。
こんにちは、植物について無知な器用ボンバー職人™きぢです。

2023年5月 宇宙サボ展 バナー

京都植物園でミカン科のキハダに会った。
一流ガイドのおかげで贅沢な鑑賞になって、元気やアイディアまでいただきました。

科属が同じボタンとシャクヤクなのに、茎の造りがまったく違うのを肌で理解します。
牡丹は低木、芍薬は草。
ついでに生薬の原料となる根が使われる部位も違う。
ボタンでは、根の芯を取り除く。すると血管の形状に似る。つまり、血液に関する症状を緩和する時に使うイメージ。掘り起こしたとき、香りもあるんだって。残念ながら今回は体験できず。
シャクヤクは、皮というか周囲を削って内側を使う。まるで神経細胞のよう。ええ、神経に作用するイメージ。
あくまでも形状から効能をイメージしているだけです。

ホーンビームの花を見るために植物園に行って、3つの生薬についてちょっとだけ勉強できました。
漢方薬のエキス剤と煎じ薬のアロマ効果について気づきも得ました。
仏教で有名な印度菩提樹とボダイジュの歴史も聞けて…広すぎる敷地を全部見回るなんて一生かかるね。

きぢ
IT処方師 きじのイメージ写真

カテゴリー「植物と共に生きる」の内容は、知識や資格をお持ちの方だけが参考にしてください。勉強する上で気づきになる投稿ですので。

2023年5月21日 きぢ展 バナー

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きぢのイラスト(さとり)