しないことを決めるマネジメントで目的を果たす

東京の街と空

目的を意識できているなら、厳密にルールを守らなくてもいいじゃない。

気づくKijiのイラスト
過去の経験が参考にならないのは分かっているけど、それを踏まえて今工夫してもいいよね。
Kijiは後輩を育成するというか、仕事の生産性を上げるためにITを活用して、いい感じに仕事ができたんです。
厳密な業務手順を守ってもらったり、ふわっとした曖昧なフローで進める両方を合わせて。

チームとして意識したのは目的としないことの2つです。
何のための仕事なのか常に意識できるように、日々のおしゃべりで「これは何のためだっけ?」なんて軽い感じで確かめ合っていました。
そして意外と大切なのが、しないこと です。仕事のための仕事をしない。業務のための業務をしないわけです。例えば、日報を書かない。会議をしないし議事録もとらない。など。

できるだけグループウェアのスケジュールでチーム一人ひとりの動きをお互い知る。

かなめと思うことや締め切りのある作業をスケジュールに登録するんです。ここで細かく書かなくていいと決めます。マネジメントする人が気になることをたずねて追記するから。
生産性を上げるためチームの絆を深めるため、チームマネージャーはここでも しないこと があるんです。
例えば、絶対云わない言葉がこちら。『なんでそれを報告しないんだよ』です。
なぜなら、人によって重要と思うことは違うし、伝え忘れることもあるから。仕事だから報告は当たり前と思っている方もいるのを知っています。
ですが、僕は目的を考慮して、しないこと を決めたり若干変えていくことに賛成です。

これらの取り組みは、はじめ生産性は高まりません。ところが、後半になると飛躍的に高まるんです。
チームメンバーの一人ひとりがマネージャーの思考に近づいて自立していきます。
そう、マネージャーの仕事がラクになって新しい仕事できたり、結果として業務効率も高まる。
僕は理想論で片づけたくなかったので、ルールというか手順を日々更新していったんです。

仕事に不慣れな後輩の面倒をみるのは、正直手間がかかって大変です。
でも、目的を意識してチームの生産性を高めるためには欠かせないんですよね。マネージャーと力を合わせて。
意識して仕事する人が無意識に働く人を助けることは、多くの面でメリットを産むのです。
結構反論されますが、尊敬する先輩に同意していただけるので、今のところこの哲学を大切に持っておきます。

器用ボンバー職人™きぢ
きじのイラスト

ブルーカラーの生産性は見えやすい。ホワイトカラーの生産性はマネージャーが分かって日々工夫していればいい思う。

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きぢのイラスト(さとり)