草を刈ると、風が通る。
木の剪定をしたときのように、草を刈るとその周辺に風が吹いて気持ち良い。
鎌を研ぎ、軍手をして行く。
勢いよく生えた草たちを見て段取りをする。
歩く道を考えながら、刈り取る順番を決める。
作業を始めて数分で風が吹き始めて、爽やかな気分になる。
快晴の日曜日、午後1時。
麦わら帽子をかぶって、草を刈る。訳あって草抜きではない。根っこを残すのだ。
すぐに伸びてくるから刈るのは意味ないと指摘を受けそうだけど、それでいい。
地主は高齢になって、草刈りも重労働だよね。
真夏なら、もう過酷作業である。
だから、きぢ の出番。
作業あとのシャワーと紅茶が昼寝を誘う。
器用ボンバー職人™きぢ