うしモカ、よくなりますように

昨日の晩からうしモカが庭に現れないなと思っていたら、お昼くらいに隣のマンションの駐車場にフラフラと歩いていくうしモカに遭遇した。いつもなら駆け寄って来て、足元にゴロンと転がって甘えるのに、今日のうしモカは「にゃー」と挨拶した後、車の下に入っていった。

けれど、またすぐ後に庭に現れ、紫蘇の木の下や草陰などに具合悪そうに寝転がった。
そして時々、「ウォー」って大きな声を出す。どこかの痛みに耐えているのだろうか。

うしモカは飼い猫ではない。
ノラネコではあるけれど、うちに来ればご飯をあげるし、一緒に散歩にも出かける。
よく縁側に座っている。甘えん坊で、やんちゃで、とっても可愛い子。
だけど、家には小鳥とうさぎがいるから入れてあげられない。
うしモカが外から家の中を背伸びしてのぞく姿を見ると「一緒に暮らせたらいいのに」って思う。

こんな風に体調が悪そうにしていたり、ケガしていたりするのを目の当たりすると、飼い猫として受け入れられないことに胸が苦しくなる。

うしモカとわたしの心の絆は、月日が経つごとに深まっていく。
今も草陰で眠るうしモカを思い浮かべ、よくなりますようにとお祈りすることしかできない。