はらいたまへ

はたきっていうのは、昭和的な過去のお掃除道具となってしまったのかもしれない。
昔は家庭でも、商店でも、本屋でもパタパタしている光景がよく見られたんじゃないかな。
今のホコリを掃除する道具の主流は、化繊のモップみたいなものかしらね。
実際、うちでもよく使っているし。

ハタキはホコリをとるのではなく、空中にまき散らかしているってことかもしれない。
だけどここで大切なのは「はらう」ということ。
いつのまにか積もった何かを、はらい落とすということ。
積もっていることに気がつくこと。

「ハタキ」は、神社で使うお祓いの串(御幣)に似ている。