ガジュマル(All is one.)


ガジュマルという樹は、物語的な雰囲気をもっている。
夜中になると歩き出しそうだし、地面へとのびる樹根(キコン)が妖怪的。
沖縄では、ガジュマルの樹には「キジムナー」という赤い髪をもつ妖精が住んでいるといわれている。
戦前は、キジムナーを見たことがある人(遊んだことがある人もいる)がたくさんいたんだって。
環境がかわり、キジムナーが存在しずらくなったのか、
人の心がくもってきたのか、キジムナーは今ではおとぎ話のなか出来事になりつつあるのかな。
東京で暮らしている時、小さなガジュマルの植木を育てていた。
小さいといっても、だいぶ大きく成長したけれど。
ガジュマルをみると、沖縄とつながっているみたいでうれしかった。
今、なんと家の前に、大きなガジュマルの樹が2本たっている。
窓からみる景色にガジュマルが現れるなんて、いつのまにか夢は現実になるんだ。
ガジュマルの樹には、いろんな野鳥が遊びにくるから、いつも小鳥の歌声であふれいてます。