たまねぎ色はつよい


台所染色の代表といえば、たまねぎの皮でしょう。
少量で濃い染液がとれる。
油断すると他の染料よりもずっと濃く染まってしまい、たまねぎのオレンジ色だけが突出してしまうことも多々あった。
薄めの染料にじっくり浸けて色を染みこませるのが好きだということが最近わかった。
今回の空色Tシャツを染める時、
漢方薬草(黄色)→→→たまねぎ(オレンジ色)→→→茜(ピンク色)→→→藍(水色)
という順番で染めたんだけど、黄色の上にオレンジ色までは良かったけれど、オレンジ色の上に茜や藍の色が入らなくて、途中からオレンジ色に染めたくない場所を全てラップとビニール袋でぐるぐる巻きにした。


巻いては染めてほどき、また巻いては染めてほどきを繰り返し、気がつけば今回の作業は今までで一番手間をかける結果になった。そのぶん、きっと空の美しさが布に表現できたんじゃないかな。