ペレをめぐるわたしの物語

SN3J0130
「アイアラオペレ」をとおして生まれたペレラブバード。
manaさんが話してくれたペレのストーリーやペレを踊ることで湧き上がってきた感情のお話。
合宿から帰ってきて、胸の奥で感じてみた。
初めてmanaさんに「ペレを踊るとね、自分でも気がつかなかった怒りの感情が沸き起こってきて、爆発する。そういうことがたくさんの人に起こっている」というような話をきいて、そりゃ大変だと思った。
でも自分自身は「怒り」に対して、または怒っている人に対して、距離を置いている。
怒りという感情に巻き込まれないようにしていると言えばいいのか。
トラウマとか心の傷とかについてもそう。
癒されるために、いろんな痛みを虫眼鏡で見るように探す必要はあるのかなって。
だから「ペレを踊りたいか?」と問われれば、今は別に踊らなくてもいいと思っていた。
しかも、「総勢20名のペレ強化合宿」だなんて・・・。
今となってわかるのは、わたし自身が、誰かの「心の闇」恐怖症だったのかもしれない。
しかもそれが集団のなかで触発されて大きな闇になっていくことが、ほんとうに苦手。
これこそわたしのトラウマか(笑)。
だから、この1年半くらいは、極力、自然や動物との直接対話を心がけていたし、
スピリチュアルな香りのするイベントや人からは遠ざかっていた。
人は誰しもスピリチュアルな存在だと思うし、それを集団で目指さなくてもいいし、
華やかなイベントも、資格も講座も、本質的じゃないなってつくづく感じてね。
話が少しそれてきちゃったけど、manaさんのペレ合宿に行って、
集団で踊って、はじまりと終わりの心のシェアタイムをして、
人の心の傷なんかもチラチラ見えたりして、
最終的にはわたしの心は大丈夫だったんだよね。
大丈夫っていうのは「ここでみんなと時間を一緒に過ごせてよかった」って思ったの。
心の境界線を保ちながらも、たくさんの人と共感もできた。
合宿はゴールをむかえ、参加者の心が高まるなか、
「ペレの踊りにはあまり興味がなかったし、大勢の人と合宿するときいてやめようかと思ったけど、飛行機のチケットがもったないから来た。たくさんの人を見られてよかった」なんていうわたしの浮きまくりの感想も、意外なほどにみなさんに温かく受け取ってもらえてね。
そんなこんなな時を経て(約一ヶ月間)、生まれたのが「ペレラブバード」だったのだ。
バードの表情は真剣だよ。
だって、「わたしは生きているよ。愛でこころがパンパンだよ。みつめてよ、わかってよ!!」
って、全身全霊をこめて叫んでいるから。自分の今いるところは闇だと思っているかもしれない。
一筋の光をたよりに、かきけされそうな自分という存在を必死に訴えているから。
でも、ペレラブバードをみた人たちは、まず笑ったよね。
「かわいい〜、おかしい〜」って。
神さまから見たら、わたしたちも「かわいくて、おかしくて、愛しい」存在なのかもしれないよ。
うん、きっとそうだよ。
闇はね、闇じゃなくなる時がくる。
かわいくて、おかしなわたしたち。