「天人合一」の旅

20160310-1
オーストラリアのタスマニア島に1週間滞在した。
どんな旅も一度きりの特別な時間だけれど、今回のような旅はたぶんもう経験できないかもしれない。
オーストラリアから帰国したその足で京都に行き、かほるさんの「中医学(漢方)講座」を受講した。授業の中でかほるさんが「天人合一」という言葉を教えてくれて、これは漢方の重要なキーワードでもあり、今回旅で私が感じたことそのものだったととても腑に落ちた瞬間だった。
「自然と人は一体である」
七歩子さんの遺灰をタスマニアの自然に返すなかで、いつのまにか自分自身も自然の一部になったにちがいない。タスマニアから帰ってきてから、今までにないほど身体に力が湧いてくる。あんなにハードな旅だったのに不思議だなと思っていたけれど、「天人合一」ってこういうことなのかもしれない。地球の波動とぴったり合うと、身体も心もスイスイなんだね。
例えるならば、地球ラジオの音にザーザー雑音が入っていたのが、周波数をしっかりとあわせることでクリアに音が聞こえてきたという感じだよ。
旅から2週間(もっと経っていると思っていたけど)、帰国したばかりの頃よりもだいぶいつもの自分の体力に戻って(笑)、昼寝したり、捕気剤飲んだりして過ごしているけれど、自然とつながった感覚を忘れずにいたいな。
リラックスしよう、おいしいものを食べよう、おみやげを買おう、何かいいことに出会わないかな、そういう旅にありがちな欲望から離れたところにある旅だった。
七歩子さんの魂と共にタスマニアを旅する。
七歩子さんの生きている間に一緒に行きたかったけれど、
魂の永遠を信じている今となっては、同じことのような気もしている。
旅の間、ずっと安心と平和のなかにいた。
嵐も、雪も、雨も、寒さも、怖くなかった。
オウムも、インコも、ウォンバットも、針ねずみも、ワラビーもみんな共にいた。
自然と人をつなぐ七歩子さんのお役目はお空の上でもきっと続いて、
これからも地上とからわず活躍されることでしょう。